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汽車のえほん > こうざんてつどう・スカーローイ鉄道 きかんしゃトーマス > こうざんてつどう・スカーローイ鉄道 当稿では「汽車のえほん」で局長やトーマス達以外のレギュラー鉄道として登場した「スカーローイ鉄道( -てつどう)」と、その映像化作品「きかんしゃトーマス」に登場するこうざんてつどう(高山鉄道)について(作品全体の制作よびエピソードリストを除く殆ど)全ての情報を扱う。

ファイル:Tivedshambo 2005-04-29 Nant Gwernol.jpg

タリスリン鉄道

当稿は本来、モデルとなった「タリスリン鉄道」(en:Talyllyn_Railway)から紹介すべき内容なので、簡単に記しておく。タリスリン鉄道はイギリスのウェールズタウインに実在する鉄道である。線路も車両も通常の鉄道より小さく、軌間が686mm(2フィート3インチ)しか無いため、このサイズの鉄道は軽便鉄道またはナローゲージと呼ばれる(原作10巻の日本語版では「線路の幅が1067mm以内のもの」と説明されているが、これは日本では旧国鉄在来線の1067mmより狭い場合のみを「ナローゲージ」と呼ぶ場合が多いためである。イギリスをはじめ、国際的な基準では1435mmに満たなければすべて""narrow gauge""(狭軌)であるため、1067~1434mmでもナローゲージとなる)。

タリスリン鉄道は輸送量の減少に伴い、一度は廃止の方向をたどったが、この時イギリス中から鉄道ファンが集まり、イギリスで初のボランティアによる保存鉄道となった。

なおタリスリンの「スリ」は、テンプレート:Ipa無声歯茎側面摩擦音)というウェールズ語に独特の発音で、これは[L]を無声音清音)で発音する、多くの日本語話者にとって大変難しいものであり、タリヒン、タリツィンと表記される事もある。聴覚印象は「シ」に近い。当時の原作の訳はカナ書きのタリリンであり、他のメディアでもそれが一般的だったが、汽車のえほんでも2005年からの新版ではタリスリンに修正されている為、現稿ではタリスリンで統一した。

原作と人形劇への登場

タリスリン鉄道の保存にはウィルバート・オードリー牧師も協力しており、その縁から「汽車のえほん」へ、スカーローイ鉄道としての出演が決まったと考えられる。今風に言えば、一種のメディアミックスであったとも言える。

初登場は10巻「四台の小さな機関車」で、以後出演頻度が徐々に増えて行った。原作における登場巻情報は「汽車のえほん」を参照。なお変わった所では12巻3話「じゅうれん」の最後の挿絵にも、車掌車(多分ベアトリス)だけが少し出演している。これはその話のラストシーンが工場のある駅で、局長の鉄道とスカーローイ鉄道が接続しているからである。この話は人形劇にもなっているが、そちらでは取り立ててこのシーンは忠実に映像化されていない。この他に18巻でもラスティーが台詞のみ言及。

人形劇では当初、車両が小型という難点もあったのか、原作を消化する際に飛ばされていたが、1995年の第4シーズンから登場した。原作のスカーローイ鉄道が人形劇でどの話に登場したかは「きかんしゃトーマス 原作と人形劇」を参照。原作に無いオリジナルエピソードは「きかんしゃトーマス シーズン毎制作史」に記されているが、どの話に鉱山鉄道が登場したかの情報は現版には無く、サブタイトルでわかるものを判断するしかない。

鉄道の舞台設定

この鉄道のオーナーについては「登場キャラクター」の人物を参照。

ファイル:Maps-sodor-railways-amoswolfe.svg

路線はハット卿の鉄道の本線のクロバンズゲートを起点に、終点のスカーロイまでの狭軌単線の非電化路線、運転保安装置はおろか信号機すら満足にない、日本で言えば簡易軌道クラスの設備。終点のスカーロイ付近は湖沿いに路線がループしている(これは原作20巻では、開業100周年を記念して敷設されたものである)スカーロイから先にはスレートの切り出し場への専用線がある。機関庫・修理工場はクロバンズゲートだが、大規模な修理は本土のクルー工場へ送られる。人形劇ではカルディー・フェル山の頂上まで線路が走っている。

クロバンズゲートではこの鉄道と、ゴードン達の本線が並んでおり、顔をあわせたそれぞれの機関車同士で丁々発止の会話がよく行われる。またこの鉄道の車庫(サー・ハンドル達の増備に伴い、壁の無い屋根だけの車庫が増設された)の隣には、トーマス達の鉄道の工場への引込み線があり、ここでも両陣営が顔を合わせる事がよくある。この鉄道の機関車が修理に出される場合にも、ここから搬入・搬出する。

人形劇「ブルーベルれっしゃ」の中で、ラスティーがバロー・イン・ファーネスらしき場所まで行っている事から、クロバンズゲートからヴィッカースタウンへの迂回支線は鉱山鉄道の路線であるとか、ハット卿の鉄道路線だが狭軌の線路も並行して敷設され、鉱山鉄道に運用を委託しているとかの解釈もできる。しかし本来この支線は旧本線だったとの歴史設定がされているので、鉱山鉄道の路線だけ敷設されているという事はありえない。

またかつて中央ソドー鉄道という私鉄が存在した(ただし公式設定だが、原作・人形劇とも劇中では、この固有名詞は使われていない。原作では25巻「きえた機関車」で書かれている)。これはトーマスの支線の終点にあるファークハーの石切り場と、同じ山の正反対側の北斜面から花崗岩や御影石を切り出していたほか、さらに奥のカス・ニー・ハーウィン付近から産出する鉛をアールズバーグ港に運ぶ事を主としていて、そのまた奥の山の中の集落キング・オーリズ・ブリッジまで延びていた狭軌路線。この鉄道と同じ線路規格だった。原作では中央ソドー鉄道の名前については言及されていない。なお中央ソドー鉄道の廃線跡には、とても小さな15インチゲージ(381mm)のちんまり鉄道が、ハット卿とこの鉄道のオーナーの共同出資で、アールズバーグからアールズデールまでだけ再建され、砂利運搬と観光客輸送を行っている。(アールズデール駅の場所が村の南に曲がった場所にあり中央ソドー時代と異なっている)

登場したお話

第4シーズン

  • ガミガミじいさん
  • ねむりひめをさがせ
  • ブルドック
  • かちめなし
  • がんばりやのスカーロイ
  • わがままなきかんしゃ
  • からかわれたピーター・サム
  • サー・ハンデルのけびょう
  • なつかしのわがや
  • ロックンロール
  • とくせいのえんとつ
  • スチームローラー
  • ボディーをみがいて
  • ゆうかんなきかんしゃ

第5シーズン

  • バイバイ ジョージ!
  • まんげつのよるのできごと
  • ゆき
  • いわのボルダー

第6シーズン

  • どろんこダンカン
  • ラスティーのおてがら
  • かわったきてき

第7シーズン

  • スカーロイとふるいはし
  • レニアスのジェットコースター
  • にげたぞう
  • たよりになるラスティー
  • ききゅうとかいつうしき
  • ピーター・サムとティールーム

第9シーズン

  • うつくしいねいろのけいてき
  • マイティーマック
  • レニアスときょうりゅう
  • まほうのランプ
  • ダンカンのだいぼうけん
  • ゆうかんなスカーロイ

第10シーズン

  • スムーズにはしる
  • ダンカンとかねのねいろ
  • こわいものなしのフレディー
  • トーマスとクリスマスツリー
  • ラスティーとひょうしき
  • よわむしきかんしゃ
  • きえたかしゃ
  • まけずぎらいのダンカン
  • トーマスとスカーロイのえんそく

第11シーズン

  • マージのゆきあそび
  • あらしのなかのスカーロイ
  • サー・ハンデルはせきにんしゃ
  • トーマスのドッキリ!!さくせん
  • ピカピカのマージ
  • ダンカンにおまかせ
  • じてんしゃのベル

第12シーズン

  • ピーター・サムとやまのでんせつ
  • フレディーとコリンとクリスマスパーティー
  • ダンカンとねつききゅう
  • トーマスとでんせつのやまおとこ
  • スカーロイのだいしっぱい

登場キャラクター

SLの色は、原作ではタリスリン鉄道の緑に対し赤(10巻のみレジナルド・ダルビーの絵なのでピンクに近い)である。人形劇では区別がつき難い事を考慮してか(現にその前に作られた「がんばれタッグス」は、色が同じで区別し難かった)、ピーター・サム以降は一台ずつ違う色になっている。またサー・ハンデルとピーター・サムは中央ソドー鉄道から譲渡された時、原作では色を変えたので、人形劇では原作の譲渡前の色をそのまま使い、さらにネームプレートのみを付け替える事によって、回想シーンでの使用を可能にした。[1]番号は機関室の横に小さく記されている。またトーマス達は各キャラ毎にBGMが作られたが、鉱山鉄道は原則として全キャラが同じBGMで、さっき走った場所をまた走るというセットの使いまわしも行われている。

機関車

原作・人形劇共通

1.スカーロイ/原作旧版14巻以降はスカーローイ (Skarloey)
  • 英国・米国吹き替え - キース・ウィッカム
  • 日本吹き替え - 麻生智久(第4-7シーズン)→梅津秀行(第9シーズン-)
色は人形劇も原作と同じ赤。ネーミングは「森の中の湖」。若い頃は相当のわがままだったが、次第に物わかりがよくなっていった、頑張りやの機関車。建造からすでに100年を経過している事が、原作にて本人の口から明かされている。高山鉄道の中でも非常に臆病な機関車で、高い橋や雷を恐れる事がよくある。車体番号は1番。
2.レニアス/原作旧版はリーニアス (Rheneas)
  • 英国・米国吹き替え - ベン・スマール
  • 日本吹き替え - 置鮎龍太郎(第4-7シーズン)→中村大樹(第9シーズン-)
色は同じく赤だが人形劇では朱色ぽい赤。ネーミングは「幾筋にも分かれた滝」。若い頃はスカーローイより慎重派。あと一本運休させてしまったら鉄道が潰れる瀬戸際で立ち往生しても、次の駅まで旅客列車を牽引した事も。やって来たばかりの新しい機関車(サー・ハンドルと思われる)がぶつけられた為、大きな修理が必要になり、何年もイングランドの工場に入っていた。初登場の原作10巻1話2枚目の挿絵時点で、既にそれが回想シーンとして語られている(この辺の伏線は人形劇でも同じ)次に絵に出たのは、この鉄道に戻って来る事になった17巻4話2枚目の回想シーン。そして17巻4話のラストページで帰って来た。車体番号は2番。
3.サー・ハンデル/原作旧版はサー・ハンドル (Sir Handel)
  • 英国吹き替え - キース・ウィッカム
  • 日本吹き替え - 龍田直樹(第4シーズン)→緒方文興(第10シーズン-)
人形劇と原作の譲渡前の色は濃い青。かつてはピーター・サムと共に、ファルコン(Falcon 原作はフォールコン)という名で中央ソドー鉄道で働いていたが、廃止の為この鉄道に売却された。尚ネーミングは後述の経営者ハンドル・ブラウン卿(Sir Handel Brown)の事である。動輪は2軸で、他の機関車より太いのが特徴。従輪が他の機関車より大きいことを自慢していた。ワガママな性格で、わざと脱線したり、仮病を使ったこともある。よそ見で脱線することもあった。ボギー式客車2両がお気に入りで、他の客車を家畜車呼ばわりし、貨車や無蓋客車にいたっては見向きもしない。人形劇ではケニーの絵が基本になっている。他の機関車特にスカーロイと区別がつきにくいが、屋根が低い、連結器まわりが異なるなどの特徴がある。また、白い歯が見られるのも他の機関車とは一線を画している。また模型の改造が困難な為、回想シーンでもピンリンク連結器ではなく、スクリュウ連結器と緩衝器(バッファー)を装備した現在の姿で登場する。人形劇では初登場の第4シーズン以降、第10シーズンまで全く登場しなくなっていた(作中では長い間石切り場で働いていたためと説明されている)。そして、第10シーズンからは性格が一変し、滑らかに走る機関車として登場。顔も製作者変更の都合などで変化している。更に、日本語版では同シーズンから放送局変更の都合により、一人称が「僕(おいら)」から「私」になった。(その後、第10シーズンの後半で「僕」に戻り、第11シーズンでは再び「私」になる。)車体番号は3番。
4.ピーター・サム (Peter Sam)
  • 英国吹き替え - キース・ウィッカム
  • 日本吹き替え - 里内信夫(第4-7シーズン)→加藤木賢志(第9シーズン-)
人形劇と原作の譲渡前の色は緑。他の機関車との違いは、顔の真下が長くのびている事、顔がやや下脹れになっている事で区別される。彼もかつてはスチュアート (Stuart) という名で、サー・ハンデルらと共に中央ソドー鉄道で働いていたが、この鉄道に移り(原作では「僕達の鉄道は身売りされた」と語っている)同時に改名した。動輪は2軸。中央ソドー鉄道で働いていた頃は、まだ若くて、やんちゃな性格だった。現在は真面目な性格だが、お人好しで少し慌てん坊。なおトラブルで煙突が折れてしまったため、ギースル・エジェクタに付け替えた(人形劇では正しいギースル・エジェクタの形状をしていない)、ピーター・サムは特製の煙突と呼んでいる(そのため、ギースル・エジェクタとは別物なのかもしれない)。その他にも木の枝にぶつかって汽笛を壊すなど、彼は何かとトラブルに巻き込まれやすい性質のようだが、その大半はサー・ハンデルのトラブルの巻き添え。ネーミングは原作の車掌で、現在スカーローイ鉄道を経営している「ほっそりじゅうやく」の本名。タリスリン鉄道のモデル機関車はカースチュワート社1924年製「エドワード・トーマス号」。車体番号は4番。
5.ラスティー (Rusty)/又はラスティ
原作の色は黒だが、これでは地味だからか、人形劇の色はオレンジとなった。主に線路の修理を担当する小さなディーゼル機関車で、ディーゼルでは初めて性格のいい機関車として登場した、みんなの中では頼りになる存在。同鉄道の「ミッドランダー」1940年製がモデル。名前はメーカーのラストン&ホーンズビー社 (Ruston&Hornsby) と、錆び付いている (Rusty) 、男子名ラッセル (Russell) の愛称形ラスティー (Rusty) と、三つの意味が掛けられている。人形劇ではスクラップになりそうなステップニーを、ディーゼル機関車の駅から救った。ダンカン同様ギミックに難点があったのか、第5シーズンの途中から顔が幅広になっていた。[2]その後、アニメーションの制作形態がモデルからCGに変更されたため、顔の大きさが元に戻された。車体番号は5番。
6.ダンカン (Duncan)
人形劇の色は黄。動輪は2軸。蒸気機関車が3台(当時リーニアスは長期修理中)あってもまだ故障車が頻発する為、予備車としてやって来た。ロックンロールが大好きで、いつも踊りながら走っている。しかし、踊りながら危険なトンネルに入ったためトンネルに煙突をぶつけて崩落させてしまった。ロックンロールで脱線したこともある。また、汽笛を勢いよく吹き鳴らして何処かへ吹っ飛ばしてしまったこともある。サー・ハンデルより態度が悪く、安全より速さを重視するタイプで、せっかちな性格が災いして失敗や騒動をよく起こしている。スコットランドのアンドリュー・バークレー・サンズ社1918年製でタリスリン鉄道に在籍する「ダグラス」がモデル、他のSLと比べ明らかに判別が容易なほどボイラーが狭く、顔の縁取りの黒も無い。人形劇ではこの細さに目玉を組み込むギミックも難しかったらしく、かなり太いボイラーになってしまっている。またキャラ毎のBGMは無いと記述したが、例外的にダンカンのロックンロールとラスティーだけは専用の曲が作られている。ちょうど1959年はロックンロールの最盛期であった。第9シーズンからは放送局変更により、サー・ハンデル同様に一人称が「俺(おいら)」から「僕」になった。(ただし、第10シーズンの後半では「俺」に戻り、第11シーズンの後半では再び「僕」に戻る。)車体番号は6番。よくラスティーの悪口を言う。
デューク (Duke)
中央ソドー鉄道の1号機関車だった小型蒸気機関車で、小さいながら炭水車を持つ。車体色はブラウン。動輪は2軸。ソドー島の公爵閣下の名にちなんで名付けられたことを誇りに思っており、礼儀にはやかましい。口うるさく、いつもガミガミ怒鳴るため、「おじいちゃんポッポ(原作)」「ガミガミ爺さん(人形劇)」と呼ばれている。ピーター・サム達は売れたがデュークは売れ残り(年老いてるためではないかと思われる)、山中のアールズデール機関庫に置き去りにされた。近年、伝説の名機関車を探そうと調査隊が結成され発見、この鉄道で動態保存された。前頭部は中央ソドー鉄道時代のピン・リンク式連結器のままなので、スクリュウ式連結器緩衝器(バッファー)を採用しているこの鉄道では他の車両と連結できないが、後部は改造されているようで、客車を連結していることがある。モデルはフェスティニオグ鉄道のジョージ・イングランド社製「プリンス」。名前はソドー公爵(原文では『ソーダー公爵』)にちなんだものと明かされている。最近の人形劇ではバンクフィルムを除いて全く登場しない。
スタンリー(Stanley)/人形劇ではスマージャ(Smudger)
かつて中央ソドー鉄道で働いていた機関車。デュークの回想シーンに出てきた。車体色は原作では赤、人形劇では緑。動輪は2軸。「ちょっとの脱線くらい誰も気にしないさ」というひん曲がった性格。デュークによると鼻持ちならぬ奴で、乱暴な運転で頻繁に事故を起こしていたらしい。当然のごとく、見かねた支配人によって車輪と運転台を外され、車庫の発電機にされてしまった。当初はアールズデール機関庫の裏に置かれその後カス・ニー・ハーウィンの鉱山に移されたが彼が壊れた事で洪水が発生し鉱山が閉鎖しこれが原因で中央ソドー鉄道も閉鎖する事になった。これはフェスティニオグ鉄道の「パルマーストン」が定置ボイラーとして使われていた事が元となっている。モデルは原作ではアメリカのボールドウィン社製4-6-0第一次世界大戦時軍用タンク機関車。人形劇ではレニアスの模型を塗り替えて流用している。
二組の双子
スカーローイ、リーニアス、タリスリン、ドルゴッホの4台はそれぞれが双子という設定である。何故4台で双子かと言う事は、実在と架空の機関車がからむ為複雑に思えるが、説明すると以下の通りとなる。なお4台とも当初は屋根が無かったが、後に屋根と車輪を増設した(スカーローイ鉄道についてはリーニアスよりスカーローイが最初)。
  • 4台とも1862年にイングランドの工場で同時に作られたと言う設定(原作20巻1話のスカーローイの言及より)。
  • スカーローイとタリスリンはデザインが同じ双子。ボイラーの上に半円の水タンクがある、サドルタンクという共通点を持つ。
  • リーニアスとドルゴッホもデザインが同じ双子。ただしこちらはサドルタンクでなく、水タンクは側面にある。
  • タリスリンとドルゴッホはタリスリン鉄道における、同時に作られた実在の双子。また煙室扉には当然顔は無く、煙室扉を開ける為の蝶つがいが2本付いている。「汽車のえほん」でもタリスリン鉄道は必ず顔を付けず、このルールが守られていた。SLの色は全て深緑である。なおタリスリン鉄道は人形劇では一切言及されていない。
  • スカーローイとリーニアスはスカーローイ鉄道における、同時に作られた架空の双子。煙室扉にはもちろん顔がある。赤い色は前述済。

人形劇オリジナル

バートラム (Bertram)
第5シーズンの「トビーのたんけん」にのみ登場。言及はされていないが中央ソドー鉄道で働いていたらしいテンダー機関車で、形はデュークと同じで、顔はスマージャに似ている(実際の模型はデュークの原形にスマージャの顔をつけたもの)。車体色は焦げ茶。動輪は2軸。炭坑に現れるという幽霊の正体。とても勇敢で「戦士」とも呼ばれている。炭坑の廃止で置き去りにされたが、トビーが彼を発見。観光地になった炭坑まで、トビーと一緒に行楽客を運んでいる。
幽霊機関車
第5シーズンの「まんげつのよるのできごと」で、ラスティの話(実話か作り話かは不詳)に登場する機関車。形はスカーロイと同じ。昔、満月の夜に古びた鉄橋を渡っていると急にブレーキが効かなくなり、鉄橋下に落ちて沼の底に沈んだ。その後、幽霊として満月の夜に幾度か見かけられるが、その機関車が鉄橋を渡りきることは決してないという。テレビシリーズで唯一死んだ機関車である(機関士の有無は不明)。
マイティマック (Mighty Mac)
第9シーズンに登場した新しい機関車。背中合わせでつながっている。彼らは2台で一つの機関車で、一緒に働くと凄い力を発揮する。しかし、考えが異なる時は、お互いに引っ張り合いをしたり、元の場所に戻ってしまうことがある。マイティには、額に髪の毛のようなものがついている。なおこのデザインはイギリスの保存鉄道にも実在する、「フェアリー式」というスタイルである。カーブに強いが機関室の背後を石炭入れに出来ない為、石炭を積み難く入れ難いのが難点の為、フェアリー式の製造両数は非常に少ない。車体番号は不明。
プロテウス (Proteus)
第9シーズンに登場。昔ソドー島にいた機関車で、サーハンデルにそっくり。車体色は黄色。とても明るいヘッドランプを装着しており彼はそれを「魔法のランプ」と呼んでいた。そして、それを見つけた機関車には願いを叶えるという約束をしたという。彼が現れるときには強い風が吹いて何かがきしむ様な音がし、そして前方にちらちらと揺れるランプが見えるらしい。
7.フレディー (Fearless Freddie)
  • 英国吹き替え - ボブ・ゴルディング
  • 日本吹き替え - 西村朋紘
第10シーズンに登場した、デューク以来のおじいさん機関車。車体色はグレー。動輪は2軸。ずっと昔ソドー島にいたがどこかに行ってしまい、初登場時に帰ってくる。走るのがとても早く、何故かサー・ハンデルとは知り合い。高山鉄道の路線や歴史を誰よりもよく知っている。車体番号は7番

原作のみ

7.アイボ・ヒュー
新しい蒸気機関車。名前の由来はスカーローイ鉄道の作業長のヒュー(下記参照)から。
9.フレッド
ディーゼル機関車。主に保線に使われている。モデルは、「ALF」

客車

原作

色は水色で窓上がクリーム色。ただし車掌車とエイダ達は水色一色。原作の客車は鉄道会社の区別を問わず、全て女性形である。

開業当初からいる客車
最初の5両の客車はスカーローイ、リーニアスと共に開業当初から働いている。開業当初は慎重で、スカーローイに対しても用心深かった。サー・ハンドルからは家畜車呼ばわりされているため、サー・ハンドルを相当嫌っているようである。顔はダルビーとケニーでは描かれていなかったが、エドワーズの絵では人形劇版デイジーみたいな顔が、客車毎に描かれている。
アグネス (Agnes)
一等車の為プライドが高く、残りの4両を見下げている。
ルース (Ruth)、ジェマイマ (Jemima)、ルーシー (Lucy)
三等車。だが満員になって三等車の客をアグネスにも乗せる必要があると、アグネスは文句を言う。
ベアトリス/新装版10巻はビアトリス (Beatrice)
車掌車兼荷物車(日本国有鉄道流の形式で言うと「ニフ」)で、魚とチーズの匂いまでする為、残りの4台皆から馬鹿にされている。だがスカーローイは車掌を乗せる大事な車両だと知っている為、ベアトリスを一番大事にしている。100歳なので耳が遠い。
エイダ(Ada)、ジェーン(Jane)、メイブル(Mabel)
14巻「小さなふるい機関車」初頭でスカーローイが修理に行っている間、新たに装備された無蓋客車。屋根が無いのでサー・ハンドルは貨車だ貨車だと言う。
コーラ (Cora)
同じく14巻で初登場。車掌車だがベアトリスより小さく、車掌が切符を売る窓も無い。しかしピーター・サムが中央ソドー鉄道で引いていた車両なので、ピーター・サムは一番気に入っている。
ガートルード (Gertrude)、ミリセント (Millicent)
同じく14巻で初登場。スカーローイ鉄道唯一のボギー車なので、サーハンドルは急行を引いていた昔の事を思い出し、いつもこの2両だけを連れて行こうとする。またこの2両には車掌用のスペースが無いので、車掌はいつも客室に居る。

人形劇オリジナル

客車 (Skarloey Railway coaches)
水色と赤とクリーム色のバリエーションがある。少し図々しいところがあるようだ。第4シーズンでは顔(アニー達とよく似たパーツ)があったが、それ以降は人格がなくなっている。
車輪付きティー・ルーム(The Refreshment Lady's Teashop)
嵐の後片づけの最中に見つけた古い客車をピーター・サムはこれを見て、昨日困っていたティー・レディー(後述)の為にこれをティールームになると考え、修繕された客車。

その他の乗物

スレート貨車
鉱山鉄道の貨車たちは採石場から石を運ぶトロッコのような無蓋車(タンク車や有蓋車の貨車も在った)が存在する。しかし性格はトーマス達が引く貨車たちと同様、悪戯好きで急斜面のスロープに繋がれている際に鎖を壊して、暴走することが多いものの自爆することが多い。サー・ハンデルが嫌いでいつも悪戯するチャンスをうかがっているらしい。ある日、サー・ハンデルが仮病を使った際にピーター・サムがサー・ハンデルの代わりに働いていた時、サー・ハンデルと勘違いして(もちろん急斜面を上って来る貨車は急斜面を下って来る貨車にその事を知らせていた)、急斜面の上から滑り降り、無防備にピーター・サムと衝突した。
ニール
原作第20巻「100さいの機関車」のみに登場。スカーローイの思い出話に登場する。今は廃線となったソドー&メインランド鉄道の二号機関車。四角い車体で運転室が無い変わった形状で、ニールソン社製の小型機関車を参考にしたと思われる。なお、彼はスカーローイ鉄道の事を「ちんまり鉄道」と呼んでおり、後に登場するアールズデイル鉄道との混乱の元になっている。100年前の機関車のため、現在の消息は不明。
ジョージ (George)
スチームローラー。原作では14巻において線路脇で工事をしていただけだったが、人形劇ではセミレギュラーとなり、ハット卿の機関車とのからみも作られた。この為詳しい解説は「きかんしゃトーマス・汽車のえほんの自動車キャラクター」を参照。

人物

原作

サー・ハンドル・ブラウン(Sir Handel Brown)
経営者だが多忙な為、実務は後述のほっそりじゅうやくに任せている。顔を見せたのは14巻のクライマックスのみ。この鉄道の3号機は彼の名からとられた。モデルはタリスリン鉄道のサー・ハドソン。人形劇には登場しない。
ほっそりじゅうやく (Thin Controller)
本名はピーター・サムだが、原作ではこの名前だけが使われる。サー・ハンドルにかわり、実質的にスカーローイ鉄道の経営を任されている。名前通りふとっちょの局長と逆の体型で、山高帽とステッキを常用している。人形劇では当初ハット卿の鉄道の支線扱いをされていたが、第9シーズンからは支配人のミスター・パーシバル(後述)が設定され、位置づけが変わった。原作では4号機関車の名が彼の名からとられた事が10巻冒頭にてふれているが、この経緯も人形劇には無い。機関車の名前と人名とを区別するための配慮と思われる。
ヒュー (Hugh)
作業長で、ラスティーと共に線路の点検にあたっている。

テレビシリーズ

ミスター・パーシバル (Mr.Percival)
第9シーズンより登場した鉱山鉄道の支配人。眼鏡をかけている。フルネームはミスター・パーグリン・パーシバル(Mr.Peregrine.Percival)。ポリー(Polly)という女性と結婚しており、4人の子供がいる。移動は自転車で行う。
売店のおばさん/人形劇の再登場時にはティー・レディー (The Refreshment Lady)
売店『ネプチューン』の女店主。
ナンシー(Nancy)
車掌の娘。主に売店のおばさんの手伝いをするが、暇さえあれば機関車達を磨いている。第7シーズンでは子供達の中に混じっていた。
ヘイスティング校長(Headmaster Hastings)
ストロベリー・グローブの学校の校長先生。ダンカンが汽笛を無くした際に、動向していた彼はダンカンの貨車に積んであったオルガンを使い、ダンカンの汽笛の代わりを果たした。この話は原作ではダンカンやオルガンではなく、22巻「小さな機関車たち」の「マイクのきてき」という話で、生徒達が一斉に口笛を吹いている。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. その為、新しい名前より昔の名前のほうが短く、ネームプレートの両脇が不自然に黒くなっている。
  2. だが、同じ第5シーズンの「まんげつのよるのできごと」の幽霊機関車の話のシーンでは、元の小さな顔が使われている。

外部リンク

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